ポリヴェーガル理論とも共通の認識に基づくトラウマケアであるSE™(Somatic Experiencing®)療法の日本における第一人者である花丘さんの解説です。
花丘さんのプロフィール
- 桜美林大学大学院国際人文社会科学専攻博士課程後期修了 博士(学術)
- 社団法人日本健康心理学会公認専門健康心理士
- 公認心理師(国家資格)
- 「国際メンタルフィットネス研究所」代表
- ポリヴェーガル・インスティテュート・国際パートナー
- SE™プラクティショナー
- SE™ファカルティ
- 「なぜ私は凍りついたのか」(春秋社)執筆編集
解説のポイント…
- フリーズ(凍り付き反応)は進化の過程でできた、命の危機が迫ったときに起こる自然な反応
- 反応には個人差があり自分の意思で自由に切り替えたりできない
- 性被害は「合意の有無」を基準とするのが適切
- 「助けを求めなかったのは不自然」「嫌だったら大きな声を出すだろう」という判断は根拠がなく思い込みにすぎない
- 「ポリヴェーガル理論」やフリーズ(凍りつき反応)に関する理解が社会に普及することを願っている
― 花丘ちぐさ 著書 ―
翻訳書
- 「トラウマと記憶」ラヴィーン著(春秋社)
- 「レジリエンスを育む‐ポリヴェーガル理論による発達性トラウマの治癒」ケイン&テレール著(岩崎学術出版社)
- 「ポリヴェーガル理論入門」ポージェス著(春秋社)
- 「セラピーのためのポリヴェーガル理論」デイナ著(春秋社)
- 「からだのためのポリヴェーガル理論」ローゼンバーグ著(春秋社)
- 「IFS(内的家族システム)スキルトレーニング・マニュアル」アンダーソン他著(岩崎学術出版社)
- 「ソマティックIFS(内的家族システム)セラピー-実践における気づき・呼吸・共鳴・ムーブメント・タッチ」マコーネル著(岩崎学術出版社)
- 「発達障害からニューロダイバーシティへ:ポリヴェーガル理論で解き明かす子どもの心と行動」デラフーク著 (春秋社)